12月24日の晩に
正確には覚えていませんが、十代の頃読んだ星新一の短篇に、こんな話がありました。
地球人が戦争をやめないまま、どんどん科学技術を発達させ、宇宙にまで飛び出すようになったのを知って、異星人が、
「この好戦的な種族はじきにあちこちの星を侵略し始めるだろうから、そうなる前に」
と、地球人を滅ぼそうと、宇宙船でやってくる。
ところが、太陽系に到着して調べてみたら、人々はにこやかに挨拶を交わしあい、楽しげに歌っていて、世界は平和だった。
「おや、報告が間違っていたのかな」
と異星人は帰っていく。その日は実はクリスマスだった。
もちろん、
クリスマスに関係ない人や地域もあるし、
楽しいどころではない気持ちや苦境にある人もいる。
祝っていても、いなくても
誰もが少しでも幸せな日でありますように。
クリスマスおめでとうございます。
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