モミジの不思議
先日、toritanさんがイロハモミジのすてきな写真をアップしていらしたのを見て、以前からの疑問がよみがえってきました。
たまたまわたしも先日、散歩に出たときにイロハモミジの実の写真を撮っていました。
これが5月12日。
高いところに赤いものがあったので、望遠レンズはないけれど、とりあえず写真に撮っておいて、帰宅してから見返してみようと思ったものです。
鮮やかな濃いピンクが、何かの花みたいですよね。
iPadの写真をさかのぼってみたら、去年の6月にたぶん同じ木を撮っていました。
(これまた、望遠じゃないのですが)
一か月たって、ピンクだった実がちょっと茶色くなっています。
Wikipediaでイロハモミジを見てみると、
「秋(10月頃)に熟すと風を受けて回転しながら飛ばされる。」らしいです。
何が不思議なのかというと。
普通、木や草の果実は、カキでもリンゴでもイチゴでもトマトでも、熟すと赤くなりますよね。
鳥や動物(人間含む)に食べてもらって、種を運んでもらうために、食べごろを教えているわけで。
イロハモミジは、風が種を運ぶので、鳥や動物の注意を引く必要がなく、茶色くなってからが本番なんです。
(写真はwikimedia commons)
じゃあなんで、「熟す前の」イロハモミジの果実は、あんなにきれいなピンクなんだろう?
きれいになることで、モミジになんのメリットがあるのだろう?
そして、野菜も果物も、花が咲いて実がなったら、種を飛ばしたり腐って落ちたりするまでは、そんなに日数がないですが、モミジの実は、みのってから五か月間、雨ざらしの木の上で、何をしているのだろう……。
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