読了:読まず嫌いだった『服を買うなら捨てなさい』
少し前に知った、ある男性のインテリア/ライフスタイルブログでお薦めされていたので、思いきって買って読んでみました。
本の存在自体は、たぶん発売されたころに知っていたのですが、書名が苦手なタイプなせいで、気にもしていませんでした。
この「〇〇しなさい」っていうパターンの書名、以前よく見かけた気がします。
書名でまで「~しなさい」って言われると、むっとしてしまうんです。
読んでみた感想としては、たしかに内容に合っていなくもないけれど、この書名で損をしているんじゃないかなと思いました。
服の選び方や捨てについての本を、いままで何冊か読んでみたなかでは、一番好みです。
ただし、「こういうコーディネートが合います」とか「こういう人はこういう服を」みたいな、具体的なことはほとんど書かれていないので、読者を選ぶ面はありそうです。
基本的に、それ以前の心構えについての本、みたいな感じ。
その範囲で、OKとNGがいくつか、理由の説明つきで挙げられていて、なるほどと思いました。
試着するときの注意点やこつ(!)は、さっそく役立ちそうです。
中心となるテーマは、
- 似合う色や服、好きな色や服の繰り返しでいい。それがその人のスタイルになる。
- バリエーションをつけようとすれば、イマイチな服、着ない服が増えるだけ。下手に服を増やすとむしろおしゃれ度が下がる。
- 雑誌の「一か月コーディネート」は楽しいが、あれはプロの仕事。まねしようなんて思わず、自分の好きな服を週に二回着るほうが、幸せだし、洋服代の元が取れる。
- いつもパンツを履いている人はわざわざスカートを履こうとする必要はない。部活がバスケ部なら野球までうまくなろうと努力するだろうか。
- 年を取ると似合うものが変わってくる。あきらめてアップデートすべき。
- 今の服は昔の服よりハイテク素材になり、体にフィットしやすくなった分、天然素材だけの昔の服より早くだめになる(これはまさに、このブログでたびたび書いたこと。そうだったのか!)。
というあたり。
まず、朝の身支度のとき、「今日はこれを着よう」と一度着たものの「やっぱり……」と、鏡の前で脱いだ服。それはクローゼットに戻さず、そのまま処分してください。
という一文には、
「あああああああ」と頭を抱えました。
思い当たる節がありすぎるよ。
今日の抜けがら。
レザージャケットはメルカリでゲットした、昨日の色違い。活躍しております。
パンツは……10年くらい履いていますが、さすがにテカりかけている部分を発見してしまいました。断捨離前の思い出に写真アップです。
着心地いいパンツだったので、代わりのものが見つかるかどうか……。
追記:なんだか写真のアップがトラブっていました……修正しましたが、なんで💦
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。