片付け方法、たぶん正解はひとつじゃない
先日、片付けがらみな無印良品の本の写真をアップしましたが、思えばいままで、片付け本のブームが何度かありました。
わたしはあまり、話題になっている本を読まないほうだと思います(興味の範囲とずれていることが多い)。
そのわりに、話題の片付け本はそれなりに手を出しました。
溺れる者は藁をもつかむというか。
本を読んだだけで解決するわけはないとわかってはいても、次の本には自分にぴったりの解決法があるような気がしちゃう、というか。
そうやって買った片付け本を、後からたまに読み返してみることもあります。
そうして先日、ひとつ気がついたことがありました。
こんまり本『人生がときめく片づけの方法』のp.93に、
まず、家じゅうのすべての収納から自分の服類を集めてきます。[中略]「ひとつ残らず集めること」がポイントです。
とあります。
これ、最初に読んだとき、なんて高いハードルだろうと思いました。
言いたいことはわかる。何をどれだけ持っているか把握できなかったら、適切な捨て・残しはできないでしょう。
でも、自分の服を全部出してきて、並べて、悩みつつ取捨選択して、しまいなおす……そんな時間、めったに作れないです。
そう思っていたら、『フランス人は10着しか服を持たない』のchapter10(電子書籍なのでページ数はわかりません)に、
無理をしていっぺんに片付けようとしないこと。張り切ってクローゼットの中身を全部引っぱり出したのはいいけれど、30分後にはうんざりしてやめたくなってしまったのに、まだ3分の1しか片付いていない――そんなのは最悪だ。
現実的になろう。1日にひとつずつ小さなタスクを片付けていけば(引き出しをひとつ整理する[中略])、どんどんやる気が出て、次の日もがんばろうと思えるから。
……と、逆のことが書いてあったんです。
一気にやるのは効率がいい。でも、やれる機会はそうそうない。
だから、これを読んだときは、ほっとしました。
ちょっと時間が空いたとき、気分転換に10分休憩したときに、ちょこっと引き出しを開けてみる断捨離もありだと思うんです。
あるいは、スカートだけ、冬物ニットだけ出してみるとか。
自分に合った片付け・捨てを探すのも、意味があることだと思いたい。
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