面倒くさがりなりに、優雅をめざす――シングル・ライフ

リアルでは口にしづらい、お財布事情や断捨離、日々の生活、趣味などあれこれ。

この年齢になると身内にいろいろ起きてくる

何か月か前、親から、とある親戚が認知症になってしまったことを聞きました。
イベント好きで、出かけて人に会うのが好きで、自分でも企画して、現役時代にはそういう仕事をしていた人でした。
それがコロナ禍でイベント類が全滅、イベント関係の友人は遠方で、行きつけの食堂は休業で常連と会うこともなくなり……。
ひとりで自宅でやれる趣味がなく、家も「寝に帰る場所」だったらしく、閉じこもりがちになったら精神的に堪えたのでは、ということです。


入院治療のおかげで、どうやら要介護から要支援レベルに改善したものの、住んでいる場所がやや特殊で、ケアマネージャーさん等の助けを借りてもひとり暮らしを続けるのは難しいらしく、親戚でいわゆるサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)を早急に契約することになるという話です。
しっかり年金をもらっている人ですが、それでもそういう施設は需要がとても多く費用もかかるので、探すのが大変みたい。


当初は、「明るくて活発で話好きのあの人が」と、誰もが(わたしも)びっくりするほど、しゃべるのも何をするのもおっくうな感じになり、やせ細っていたのだとか。
知人でもやはり高齢の家族が、コロナ禍で生活が変わったら、一人暮らしでなくても一気に認知症になってしまったという話を、つい先日耳にしたばかりです。
体の健康はまだ気をつけられても、認知症の予防は、できることがずっと少ないような。
ひとり暮らしだとSOSも出せなかったりしますよね。




季節が季節なので、人生の晩秋のような感慨がありました……。
わたしの家族も、付き合いのある親戚も、多くはない友人も、みんな年上なのです。
これからの時代、大なり小なり孤独(友人はともかく、法的な面の身寄り)な高齢者が増えていくのでしょう。



気を取り直して、おやつ。
甘いものにはそれほど飢えないのですが、たまに食べるハーゲンダッツは好きで、しつこくなく、とても和む甘さです。
実際には糖分たっぷりなのかもしれませんが💦