面倒くさがりなりに、優雅をめざす――シングル・ライフ

リアルでは口にしづらい、お財布事情や断捨離、日々の生活、趣味などあれこれ。

「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」とポストカード

いったん延期されていた「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が、連休前日から始まり、仕事がやや緩めのいまのうちに行ってきました。


このご時世なので、先日のポンペイ展と同じく、電子チケット方式の日時予約がされています。
思いついたときにふらっと行けないかわり、人数制限がされているので、快適に見られました。
ただ、コロナ以前は一般のチケットが1500円や1800円あたりだったのに、どちらも2100円。
輸送費が高騰しているそうです。さらに、消毒だとか、人数制限で一日あたりの人数が限られる(収入が減る)こともあっての、値上げなんでしょうね。


フェルメールやレンブラントなど、オランダ絵画が好きなので、一枚目の絵から足が止まって、ずいぶん時間がかかってしまいましたが、目玉はやっぱりこれ。



左が、いままで知られていた《窓辺で手紙を読む女》。
その後、背後の壁に画中画があることが判明し、塗りつぶしたのが画家の死後、別人によることがわかって、修復がなされたのが、右の絵。
変色した古いニスや汚れの層も取り除かれたので、絵が全体に鮮やかになりました。


壁に現れたキューピッドの絵がもつ寓意「誠実な愛の勝利」によって、女性が読んでいる手紙が恋文であることがはっきりしたあたりの説明は、こちら。


ただ、色合いの美しさを別にすれば、元の絵のほうが、余白の美によって人物が引き立つような気もするのは、日本的な感性なのでしょうか。



以前、美術展で買ったポストカードを貼って、マイ画集というか鑑賞記録を作る、ポスカホリックというスクラップブックが売られていたことがありました。
いまはないようで、メルカリでたまに見かけるくらいですが、この無印良品のダブルリング記録帳で、自分もやってみようかと思いたちました。
でも、三日坊主ならぬ、三展覧会くらいで飽きるかも……(^_^;)


東京のあと、大阪・仙台・札幌でも巡回があるようです。おすすめ。